牟岐町は、県内外の大学生が集まる町です。
また、牟岐町在住・出身の若者も活躍しています。
2014年に一般社団法人HLABによる
サマースクールが牟岐町で開催。
これを契機に学生NPOひとつむぎが結成され、
牟岐町の中高生を対象にした
キャリア教育プログラムに着手しました。
その後、牟岐町では関係人口創出や
産業振興の視点を加えつつ、
県内外の大学の活動を支援してきました。
さらに、牟岐町出身・在住の若者から
新たな挑戦が誕生しています。
約10年を経て、牟岐町は全国有数の
若者関係人口を抱える町へとなりました。
牟岐町で2014年から2021年(対面開催は2019年)まで一般社団法人HLABによって国内外の大学生、全国の高校生が集まる約1週間のサマースクールが毎年開催されてきました。
2014年のサマースクールの運営に関わった大学生の一部によってNPO法人ひとつむぎが設立され、牟岐町の中高生に大きな影響を与えてきました。
サマースクールの開催が中止となった2022年から、NPO法人牟岐キャリアサポートでは一般社団法人HLABと連携して「徳島SDGsスタディツアー」を牟岐町などで実施しています。
HLABが与えたインパクトとひとつむぎが育てた大学生が活動する文化が、牟岐町の若者関係人口創出の原点にあります。
NPO法人ひとつむぎ
大学生主体のNPO法人。2015年から中学生対象のキャリア教育プログラム「シラタマ活動」、高校生対象の「ローカルハイスクール」を社会教育枠で運営。このプラグラムから牟岐町の若者が育ち、大学生の中から牟岐町職員が誕生している。
コロナ禍で社会教育での活動が難しくなった後は、沖縄県南風原町と連携した平和学習、宮城県女川町と連携した防災学習の授業を町内の小中学校で行っている。
町民運動会などの町内行事にも参加する。
徳島大学理工学部建築サークルAUT
徳島大学理工学部に在籍する学生が在籍するサークルで、建築コンペ参加や模型製作などの活動を行っている。牟岐町での活動のきっかけは、2018年に行った出羽島の共同井戸の修理。
2019年度から元民宿だった建物を地域との交流の場、サテライトオフィスしての整備を進めるとともに、保育園への木のおもちゃの寄付、小学生対象のものづくり体験などを行っている。
大学生・若者と行政・学校・地域を繋ぐ中間支援組織として2017年に設立。牟岐町で活動する大学や団体の相談相手であり、財源確保や法手続きの支援も行っている。学生時代を牟岐町で過ごした者が第2の故郷である牟岐町に「帰省」する際の連絡先、新たに牟岐町に関わろうとする学生のカウンターパートナーにもなっている。
若者関係人口創出の活動が評価され、令和4年度総務省「ふるさとづくり大賞」を受賞した。